ニュース
サイトの更新情報や、西組からのお知らせ等を掲載しています。

ニュース一覧

カテゴリ

アーカイブ

検索

『山岳地での送電線工事にドローン物資輸送を導入し、作業を無事完了しました』
弊社では、送電線工事の現場作業における効率化と安全性向上を目指し、DX技術の活用を積極的に進めています。このたび、急傾斜地を含む山岳地での送電線張替工事(66kV 2回線、亘長2,336m、8径間)において、従来人力で運搬していた工具や資材の一部をドローンによる空輸に切り替え、無事に作業を完了しました。 現場は歩行も困難な急斜面が多く、資材搬送には大きな時間と労力が必要でした。そこで、安全性の向上と作業負担の軽減を目的に、最大40kg積載可能な「DJI FLY CART 30」を採用。鉄塔までの距離約807m、高低差220mの区間を、1往復4分で運搬し、1日あたり68回、合計約2,000kgの物資を輸送しました(当日の気温14℃、風速2m)。 ドローン運搬の導入により、作業員の身体的負担を大幅に軽減し、搬送時間の短縮や作業の安全確保にも大きく貢献しました。また、現場状況に合わせて飛行ルートを最適化することで、安定した運用を実現しています。 今後も現場環境に応じたDXの活用を進め、より安全で効率的な送電設備工事の実現に取り組んでまいります。
『研修センター建設と人材育成への取り組み』
現在、弊社では社員の人材育成と教育をさらに強化するため、最大80名が同時に会議・研修を行える新しい研修センターを建設中です。この研修センターは最新のハイテク技術を導入し、快適かつ効率的な学びの場を提供します。 研修室では、社員一人ひとりの技術力向上を目指したプログラムを実施し、現場で必要とされる専門知識やスキルの習得を支援します。また、安全に関する教育・指導にも力を入れ、様々な安全活動を通じて「安全最優先」の職場づくりを推進していきます。
「TBM・KY(R)研修会の開催」
2025年9月29日(月)、TBM・KY(R)研修会を開催しました(以下TBM)。RSTトレーナー等、各種資格を有する㈱ユアテック送電工事センターの花岡様をお迎えし、ご指導いただきました。前回の社内アンケートでは65%の人が「TBMが形骸化している」と感じており、一刻も早くこの悩みを解決するため、この度の研修会実施に至りました。研修内容として、午前中はTBMについて基本的な手法における注意事項やポイントを踏まえ学びました。午後は各グループに分かれ、KY実技を行い、それに対して講評ならびに指導をいただきました。また事前に準備した質疑について一つひとつ丁寧に答えていただきました。特に印象的だったのは「危険要因の抽出はシンプルに。参加する全員が危ない事を話し合い共有する事が大事である。また、対策も数字を用いて具体的に示し全員が守れるものである事」という指導でした。文章の体裁や格好に囚われ、全員が共有できるものとしての本質に欠いていた事、シンプルに要因を抽出し記載することの難しさを実感しました。今回の研修会で、多くの人が抱えていたTBMへの悩みが解決され、新たなる「西組安全文化の構築」に、また一つ寄与されたことを非常に嬉しく思います。「TBMが現場の安全を守る大きな力となる」という理念を、また明日から全員で体現していきましょう。この度、講師を務めて頂きました、花岡様、本当にありがとうございました。
234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041