2026-04-26 08:41:41 お知らせ
『点群3Dモデルで学ぶ送電設備研修会』
4月24日、西組研修センターにて「点群3Dモデルで学ぶ送電設備シミュレーション研修会」を開催しました。当日は社内外から20人が参加し、ドローンで取得した点群データを業務へ活用するための基礎と実践を学びました。本研修は、現地調査や検討作業の効率化・高度化を図ることを目的として実施したものです。送電設備の計画・保全業務では、平面図・縦断図・写真・現地確認を組み合わせて状況を把握するのが一般的ですが、地形や周辺環境が複雑化する中で、立体的な状況を十分に捉えきれず、判断に時間を要したり追加の現地確認が必要になったりするなどの課題があります。特に、立ち入りが難しい箇所では、安全かつ確実に情報を取得できる手段が求められています。研修では、点群3Dモデルを用いることで「現場を一度で、広範囲かつ高精度に把握できる」点を中心に解説しました。立体的な視点で地形・構造物・周辺障害物を確認できるため、机上での検討精度が上がり、危険箇所への立ち入り回数の低減にもつながります。また、関係者間で同じ3Dデータを共有することで認識のズレを減らし、検討のスピードアップが期待できます。さらに、取得した点群に公図等を重ね合わせることで、座標取得、仮設計画の検討、構造物の離隔調査など、幅広いシミュレーションに展開できることを紹介しました。あわせて、3月中旬に導入した新機材(Matrice 400+L3)について、従来使用していた機体と比較し、レーザー性能の向上により点群の密度が大幅に高まり、細かな凹凸まで捉えられるようになった点を説明しました。データ容量は増えるものの、その分、現場の再現性が高く、解析・判断がよりスムーズになります。当日は実際の点群モデルを用いたデモンストレーションも行い、参加者が3D空間上で設備や地形を確認しながら、業務への適用イメージを具体化できる内容としました。今後も点群データの活用範囲を広げ、より安全で効率的な送電設備業務の実現に取り組んでいきます。
