2025-11-24 07:38:37 お知らせ
『山岳地での送電線工事にドローン物資輸送を導入し、作業を無事完了しました』

弊社では、送電線工事の現場作業における効率化と安全性向上を目指し、DX技術の活用を積極的に進めています。このたび、急傾斜地を含む山岳地での送電線張替工事(66kV 2回線、亘長2,336m、8径間)において、従来人力で運搬していた工具や資材の一部をドローンによる空輸に切り替え、無事に作業を完了しました。
現場は歩行も困難な急斜面が多く、資材搬送には大きな時間と労力が必要でした。そこで、安全性の向上と作業負担の軽減を目的に、最大40kg積載可能な「DJI FLY CART 30」を採用。鉄塔までの距離約807m、高低差220mの区間を、1往復4分で運搬し、1日あたり68回、合計約2,000kgの物資を輸送しました(当日の気温14℃、風速2m)。
ドローン運搬の導入により、作業員の身体的負担を大幅に軽減し、搬送時間の短縮や作業の安全確保にも大きく貢献しました。また、現場状況に合わせて飛行ルートを最適化することで、安定した運用を実現しています。
今後も現場環境に応じたDXの活用を進め、より安全で効率的な送電設備工事の実現に取り組んでまいります。

