沢支線No.１８号分岐鉄塔～ＮＥＣ支線No.３号の３径間亘長６０８mの電線撤去を吊金工法で実施し、最後のロープ回収が住宅地と配電線の真下なので工法が検討されました。ロープをアドバルーンで浮かせ、ウインチで各鉄塔に寄せる工法もありますが、少しの風でもアドバルーンは方向を失い住宅などに接触する恐れがあるので、ドローンによるロープ回収が導入されました。西組訓練鉄塔で４人の操縦者と電工が練習して１０月１９日のロープ回収に臨みました。ロープは直径４mmで１m当たりの単位重量は８グラムと軽くドローンで問題無く回収されました。又、ロープがたるんで住宅地と配電線に触れないように、市街地での飛行で定められている目視飛行に集中して、周辺の状況を確認しながら、ドローンの高度を保ち塔上で待ち受ける電工に渡したところで、ロープの切り離しをしていました。