西組訓練鉄塔を使用してドローンによる延線ロープの実証試験が行われました。機種は「mazex 延助 Ⅲ」です。機体１台に対して、２台の送信機で操縦を行います。オペレータを出発鉄塔、サブオペレータを目的地の鉄塔に配置して飛行させます。今回、延線用として使用したロープは４mmロープです。｢延助Ⅲ｣ は、最大で１６０N (16㎏) の力で牽引することができ、３３インチの大きなプロペラで延線用ロープを目的鉄塔に延線しました。ロープの切り離しは電動切離し装置を搭載し、送信機のスイッチで延線ロープがピンポイントで切離されました。切離し装置が作動しない場合、装置ごと切離す緊急機能も搭載しています。今回の試験は全て目視で操縦することにより、安全性を確認して迅速に作業することができました。